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病気の予防・対処

熱中症(heat illness)・熱射病(heat stroke)

気温や湿度が極端に高いところに長時間いると、体熱の放散能が限界を超えて、神経系や循環系、細胞の機能が悪くなります。体温も40℃以上になることもあり、意識障害が起こり、ぐったりします。吐き気や下痢が出ることもあります。

応急処置・・・・・・体表を冷やす

犬と扇風機頭部や脇、股間部に氷枕や氷嚢をあてて、とにかく体表を冷却します。
バスタオルを水でぬらして、体にかけてあげることも効果があります。
同時に、扇風機の風をかけて冷やします。クーラーの効いたお部屋がベストです。

  • ただし、心臓の疾患がある仔は、急激に冷やさないで部分冷却(頭部・脇・股間など)から始めて下さい。
  • また、極端に冷たい水につけたりすると、体表の毛細血管が収縮して、逆に体内温度を発散できなくなることがあります。
  • そして、できるだけ早くかかりつけの病院にお連れ下さい。

予防・・・・・

大型犬地震後の影響で、全国的に節電対策が実施されています。動物たちにとっては、厳しい環境だと思います。そこでエコ的な暑さ対策案を・・・・・・。

① 大きなペットボトル(2リットルクラス)に水を7分目入れて、冷凍庫で凍らせます。 これをタオルにくるんで、ゲージの中に入れてあげるだけでも、かなり涼しくなります。

② クールマットを使用する。

③ 外飼いのワンチャンは、簾を使って直射日光を避け、扇風機をかけてあげる。また、蚊が来ないように、蚊取り線香をたいたり、サマーカット(ライオンカット・・・5mm~1cm位)等を施します。